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2021年6月1日
バンダイナムコエンターテインメント
IPコンテンツを配信する「MIRAIKEN studio」を本社に開設
オンライン配信ビジネスを本格展開

4k対応のLEDディスプレイ(2.6㎜ピッチ)を使用したステージ(幅13m、高さ3m、奥行5m)


 
 ㈱バンダイナムコエンターテインメントは5月26日、東京・港区芝のバンダイナムコ研究所(本社4階)に自社IPコンテンツを活用したエンターテインメントをオンライン配信する拠点として「MARAIKEN studio」(未来研スタジオ」をオープンした。
 
 同スタジオの面積は約500㎡で、AとBの2つのスタジオから構成される。メインとなるAスタジオにはステージを設け、その背景の壁(3面)と床(1面)には高画質LED(2.6㎜ピッチ)を設置。ゲーム動画やバーチャル空間、ライブ演奏等と合成・拡張するシステム「LEDxR」を組み合わせることで、バーチャル空間内での没入感ある演出が可能となる。
 
 Bスタジオはモーションキャプチャ撮影やスチール撮影、ラジオ収録などの使用を想定。モーションキャプチャ撮影時にAスタジオと連動させることで演者の動きをリアルタイムでAスタジオの演者に反映させることができる。
 
 なお、未来研スタジオは一般利用は行なわず、ナムコバンダイグループ内での使用となる。すでに5月27日に「アイドルマスター シンデレラガールズ」、5月28日には「同音部」の配信を実施。年間300本以上のコンテンツ配信を計画している。

 「当社が保有するIPを新しいかたち表現できるスタジオを本社に置くことでスピーディーに、そしてこれまで以上のエンターテインメント体験を提供できると考えています。新型コロナウイルス感染症が拡大しているなかで、エンターテインメントは人々の心にとって重要な役割を果たすということを今回改めて感じました。
 そしてIPはファン同士をつなぐコミュニケーションのきかっけとなると実感しました。コロナ禍において当社がファンの方々にできることな何かを考え、リアルイベントをオンライン配信に切り替えたものもあります。2020年度は150本以上のオンライン配信を実施しましたが、オンライン配信事業がひとつの柱になると手応えを感じました。バンダイナムコグループはIPを軸により一体となり、幅広い出口を総合活用した連携を図っていきます。未来研スタジオを新しい武器として、新しいエンターテインメントを創出してまいりますので、どうぞご期待ください」。

オープニングセレモニーで挨拶するバンダイナムコエンターテインメント宮河恭夫社長

年間300本以上のオンライン配信を予定している

Bスタジオはモーションキャプチャ撮影、スチール撮影、ラジオ収録などさまざまな用途に使用する
 

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