清水港のウォーターフロントに立地する大型商業施設エスパルスドリームプラザに4月28日、「清水マリーナサーカス」がオープンした。観光バス駐車場であった場所に乗用車専用駐車場を新設し、その屋上にミニコースターやメリーゴーランドなどのアトラクションを新たに設置、遊園地として開設したものだ。
 
　エスパルスドリームプラザを経営する㈱ドリームプラザでは、遊園地の開設について次のように語る。
 
　「モノからコトへと消費がシフトするなかで、エスパルスドリームプラザではエンターテインメントを核にお客さまの集客を強化する戦略を推進しており、昨年7月に『ちびまる子ちゃんランド』がリニューアルオープンしました。コロナ禍により家族との絆の大切さが改めて認識されていますが、かつてあった百貨店屋上の遊園地のような場が静岡市内にはありませんでした。住みやすい魅力的な街づくりのからの視点も加味し、今回の計画を進めました」（同社営業開発部課長坪井充氏）。
 
　清水マリーナサーカスのアトラクションは、拡張エリアに導入された「くるくるコースター」「メリーゴーランド」「ハッピーカンガルー」など24種類。規模的には郊外型遊園地には及ばないものの、商業施設併設の遊園地としてはバリエーションに富んだ構成となっている。エスパルスドリームプラザには静岡市内外から年間350万人もの人々が訪れるが、清水マリーナサーカスの開業により年間20万人の増加を見込んでいる。