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Art+(アートプラス)

ルノワールやゴッホ、モネの作品をプロジェクターにより壁面に投影。通常展示のほか、映像ならではのコンテンツも制作。複数並んだ絵画が一点ずつ順番にスポットがあたるように拡大、エフェクト演出も行なっている

 

レストランCasita青山店で
ゴッホやルノアールの名作を映像で演出

 シンユニティグループ(㈱シムディレクト、㈱タケナカ)は去る6月17日、東京・青山のレストラン「Casita青山店」でゴッホやルノワール、モネなどの名作をプロジェクターで店内壁面に投影するプロジェクト「Art+(アートプラス)」の第二弾をスタートさせた。
 
 絵画は本来、静止画の状態で観賞するのが一般的だが、デジタル化することでデジタルならではの展示演出、さまざまな場所での展示が可能となる。また、作品陳列の自由度も広がるため、新しい観賞スタイルとしても注目を集めている。
 
 Casita青山店では、ゴッホ9点、ルノアール21点、モネ13点、合計43点の作品をデジタルコンテンツとして提供。印象派の巨匠たちの作品を観賞しながら食事ができるため空間演出としての効果は高く、集客面でもメリットもある。
 
 Art+プロジェクトは、偉大なアーティストによる作品を大型映像・立体音響・照明演出で没入感のあるイマーシブデジタルコンテンツとして表現するプロジェクト。その第一弾がよみうりランドの植物園「HANA・BIYORI」でのアートショーで、昨年春から開催され人気を呼んでいる。
 
 Art+は絵画以外にもアニメや習字、絵本など他の分野での商品化も計画しており、今後の展開が期待される。なお、Casita青山店で行なわれている映像コンテンツの一部は、エプソンの「プロジェクターご購入者向け無料コンテンツ」からダウンロードできる。

ルノワールやゴッホ、モネの作品をプロジェクターにより壁面に投影。通常展示のほか、映像ならではのコンテンツも制作。複数並んだ絵画が一点ずつ順番にスポットがあたるように拡大、エフェクト演出も行なっている